「インチ」や「フィート」はどれくらい?直感でわかる計測方法!
2019年8月14日アメリカの名入れ商材をリサーチしていると、必ずぶち当たる単位の違いによる壁。
例えば商材サイズが「インチ」で表記されている場合…
Item Size: 1-1/2″ W x 2″ H
↑なんて表記が一般的です。
センチメートルに慣れている日本人には、インチ表記だと、どれくらいのサイズかわかりづらく、全く商材サイズの想像がつきません。。。
他にもよくわからないのが、重量の単位「ポンド」。
Shipping Weight: 16 lbs / box
↑とか書いてあっても、こちらも何キロなの?お米なん袋分?と、重さの想像が全くできません。
そこで、何か直感的にわからないのかと調べてみたところ…
以外にも、「インチ」の方が、センチメートルよりも分かりやすかったんです!
そこで、直感的にインチやフィートを理解できる方法を記事にしてみました。
センチメートルの定義とは?
「インチ」や「フィート」の前に、まずは「センチメートル」とはなんぞや?ということを知って置かなければなりません。
日本人には広く定着している単位で、頭の中で「1cmはだいたいこれくらい!」と容易に想像できるかと思います。
ちなみに、Wikipediaでのセンチメートルの定義はこちら。
センチメートル(記号cm)は、国際単位系 (SI) の長さの単位で、1⁄100メートル (m) に相当する。基本単位のメートルと1⁄100を表す接頭辞センチを組み合わせた単位である[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/センチメートル
つまり「メートル」の1/100が「1センチ」。当たり前ですね。
では、「メートル」は何かと言うと…
メートル(仏: mètre、英: metre[注 1]、記号: m)は、国際単位系 (SI) およびMKS単位系[1]における長さの物理単位である。他の量とは関係せず完全に独立して与えられる7つのSI基本単位の一つである[2]。なお、CGS単位系ではセンチメートル (cm) が基本単位となる[3][4]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/メートル
元々は、地球の赤道と北極点の間の海抜ゼロにおける子午線弧長を 1/10000000 倍した長さを意図し、計量学の技術発展を反映して何度か更新された。1983年(昭和58年)に基準が見直され、現在は1秒の 299792458分の1の時間に光が真空中を伝わる距離として定義されている[5]。
むむむっ!!!
以外にも、メートルの定義って難しかったんですね。笑
つまり…
1メートル = 1秒の 299792458 分の1の時間に光が真空中を伝わる距離
↑なので…
1センチ =
1秒の 299792458 分の1の時間に光が真空中を伝わる距離の1/100!
↑ということになります。
ううん、、、やはり難しいです。
ちょっと直感的には理解できませんが、それでも、普段使い慣れている日本人には、感覚的にどれくらいかは理解できますよね。
インチの定義が簡単すぎた
よくアメリカの定規なんかでは、インチのところに分数が書いてありますよね?
あの分数表記のインチをセンチに換算するときって、ものすごく苦労しませんか?
例えば「1/2インチ」なんかは…
「0.5インチ = 2.54cm ÷2 = 1.27センチ」
↑と、頭をフル回転させればなんとか換算できますが…
「5/16インチ」とかになると、もう凡人の頭では簡単に計算できません!笑
これを瞬時にどれくらいかわかるアメリカ人の脳はどうなっているんだ!?
アメリカ人はみんな天才なのかっ!?
と思っていたのですが(笑)、それが意外に簡単なことでした。
Wikipediaに載っている「インチの由来」はと言うと…
https://ja.wikipedia.org/wiki/インチ
単純に…
一般的な成人男性の「親指の幅」 = 「1インチ」
↑でした。
つまり、「おおまかにこれくらい」と体のパーツで測れる単位だったんですね。
そうなると、「1/2インチ」や「5/16インチ」も容易に想像できますよね。
「1/2インチ」なら、だいたい親指の幅の半分くらい。
「5/16インチ」なら、なんとなく、親指の幅の半分より更に短いくらい。
もちろん、人により個体差があることは大前提ですが、それでも、「だいたいこれくらい」という指標にはなります。
私のようなインチアレルギーの方には、この真実は以外にも分かりやすかったんじゃないでしょうか?
フィートは足で測れる
そうなると、インチの上の単位「フィート」なんかも容易です。
元々、「フィート」は「フット(foot)」の複数形の単語。
そしてこの「フット(foot)」はもちろん、「足」という意味。
1フィートは12インチですが、その由来は…
一般的な「足」のサイズ1つ分
↑というわけです。
それでも、1フィートは約30cmくらいなので、日本人の足サイズでは、ちょっと差が出てしまうことはありますけどね。笑
1ポンドは大麦の種7000粒?
1ポンドの由来は、ヨーロッパのメソポタミア地方に遡ります。
歴史的には、メソポタミア地方で大麦1粒の重さを元にグレーンが定められ、その倍量単位としてポンドが定められた。使用法としては、人間が1日に消費する食糧としての単位であり、1ポンドの製粉によって焼かれたパンが1日分の主食量に相当する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポンド_(質量)
↑ということですが、1303年には、ロンドンの商人によって「常用ポンド」なるものが定められます。
この「常用ポンド」こそが、現在も使用されている「ポンド」の元になっていて…
エリザベス1世の時代、1584年に法律で1ポンド = 7000グレーン = 16オンスと定められた。このポンドを常用ポンド (avoirdupois pound) と言い、他のポンドと区別する必要があるときには “lb av” という記号で表す。この関係はエリサベス1世の時代から今日まで変わっていない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポンド_(質量)
ちなみに、「グレーン」という単位は大麦の粒1粒の単位。
つまり「1ポンド = 大麦の種7000粒に相当する」ということなんです。
でもさすがにこれは、直感的にどれくらいか、分かりづらいですね。笑
正確には、「1ポンド = 0.45359237キログラム」なので…
1ポンド = 1キロの半分よりちょっと軽いくらい
↑って感覚の方が、日本人には覚えやすいかもしれません。笑
まとめ
こんな感じで、さすがにポンドは分かりづらかったですが、インチとフィートが直感的にわかるようになるだけで、アメリカのインチ表記にだいぶ強くなれるかと思います。
- 1インチ = 成人男性の親指の幅1つ分
- 1フィート = 足の長さ1つ分
ぜひ、インチやフィートの壁にぶつかったら、これを参考にしてみてくださいね!