12月は納期に注意!アメリカ業者の休業日はいつ?
2019年12月9日アメリカからの名入れ品を取り扱っていると、当然、アメリカ国内での祝日やイベントが関わってきます。
特に、12 月末のクリスマスシーズンは、12月中旬から年始にかけて、工場も閉鎖するため、2〜3週間ほど工場が稼働しない時期があります。
アメリカの名入れ品は基本スピーディーな納期で、ほとんどの商品は校正完了から約5〜7営業日ほどで出荷されます。
ですがホリデーシーズンを挟んでしまうと、最悪1ヶ月ほど出荷されないこともしばしば。
そこで、アメリカの基本的な休業日や祝日をまとめてみました。
以下の日付近くでオーダーを入れる場合は、納期に注意が必要です!
アメリカ企業の基本的な休業日
○土・日は絶対休み!
基本的なアメリカ企業は、土日がお休みです。
運送業者ですら、土日はお休みが多く、土日配達にする場合、追加料金がかかるのが一般的です。
サービス業や小売店で働く人達はシフト制だったりもしますが、名入れ品の工場や事務員など、一般的な企業のほとんどは、土日休みです。
○クリスマスホリデーが長い!
国で定めている祝日は12/25のみとなってはいますが、実質、12月中旬くらいから年始までお休みです。
公立学校などは、だいたいクリスマスイブの12/24〜1/1までお休みが多く、企業の方がむしろお休みが長かったりします。
例えば、弊社得意先のアメリカ工場では、12/20くらいからお休みとなります。
ですが、工場はその数日前に稼働をストップするため、実質、12月の半分は生産がストップすることになります。
そんな背景から、12月や1月に日本納品でオーダーする場合、このホリデーシーズンを加味した納期の確保が必要になってきます。
○年始の休みは短い!
年始は日本のように三賀日があるわけでもなく…
1/1まで休みで、1/2から営業開始というところがほとんど!
日本のように年始にお参りに行くなどの習慣は無く、新年に花火などを上げてひと騒ぎした後は、あまり年始は重要視しません。
○感謝祭シーズンもあなどれない!
アメリカでは、11月の第4木曜日に「サンクスギビングデー」と呼ばれる感謝祭があります。
元々は、夏のうちに出来た作物などを収穫し、神の恵みに感謝して、みんなで美味しく頂こう!というお祭りでした。
現在では、このサンクスギビングデーに、親族や友人と集まって、七面鳥を焼いて食事会をするという習慣になっています。
この時期は親族が集まることもあり、1週間ほどお休みを貰って帰省する人も多く、11月の第4週は、企業自体はオープンしていますが、人員が少ないということがあります。
そのため、アメリカ工場との連絡が遅れたり、製造期間がいつもより長くなることがあります。
○ウサギと卵がシンボルのイースターホリデー
キリスト教の「復活祭」、イースターホリデー。
国の祝日ではありませんが、この時期に「スプリングブレイク(春休み)」という名の下、お休みを取る人が多いです。
時期的には4月の中旬から下旬くらいで、3〜4日間ほどのお休みがあります。
企業によってマチマチではありますが、この時期は人手が薄くなることがあります。
この期間も同じく、工場との連絡が遅れたり、製造期間がいつもより長くなることがあります。
○サマーバケーション
アメリカ企業の夏休みは、意外と個々によって異なります。
一般的な学生は、6月末から9月頭まで夏休みがありますが、企業が休む夏の祝日は7/4の「独立記念日」くらいしかありません。
ですが、家族の予定に合わせて、この7〜8月の間のどこかで、1週間ほど夏休みをもらう人が多いです。
企業自体は休みではないので、順番に社員が休みを取っていく流れです。
そのため、7〜8月にも、一時的に人員が少ない時期があったりします。
同じく、工場との連絡が遅れたり、製造期間がいつもより長くなることがあります。
○上記の他に色々あるアメリカの祝日
日本ほど祝日は多くはないですが、上記以外にも、以下のようなアメリカの祝日が存在します。
- 1月第3月曜 = マーティン・ルーサー・キング誕生日
- 2月第3月曜 = 大統領の日
- 5月末月曜 = メモリアルデー
- 9月第1月曜 = 労働祭
- 10月第2月曜 = コロンブスデー
- 11月11日 = 退役軍人の日
…あとはアメリカの州ごとに異なる祝日もあるので、上記はアメリカという国単位で定められている祝日になります。
最後に
いかがでしたか?
日本よりも祝日こそ少ないですが、意外と長期連休をちょこちょこと取って、家族や友人で楽しむスタイルが一般的なアメリカ。
夏休みを除けば、学生よりも、むしろ社会人の方が休みが多かったりします。
そんなお休み時期の前は、人も浮足立って、普段起きないようなミスが起きたりすることも(笑)
特に12月の一番長いホリデーシーズンは、注意が必要です。
日本納品が12月中旬〜1月上旬を予定している場合は、ぜひ納期に気を配って、遅くても11月上旬までに校正を完了させるなどがオススメです。
アメリカ工場へ何かを依頼する際の参考にしてみてくださいね!
ありがとうございました!