キラキラ光沢!ホットスタンプ(箔押し)とは?
2019年10月31日ホットスタンプって聞いたことありますか?
日本では「箔押し」とも呼ばれる印刷方法の一つで、文字通り、「金箔」や「銀箔」など、光沢のある箔(フォイル)を熱圧着してプリントする方法です。
弊社の名入れ商材では、【ホテルキータグ】や【ウェスタンキーリング】等に使用しているプリント方式です。
ホットスタンプのメリット
上記の写真がホットスタンプで実際にプリントされた商品画像です。
このようなゴールドの光沢ある質感は、ホットスタンプでなければ出せないもの。
通常のシルクスクリーンやパッドプリントでも、ラメのようなものが入った光沢インクは存在しますが、ここまで反射するほどのプリントは出来ません。
画像では見づらいですが、ハンコを押した跡のように、ちょっとデコボコした立体感が出るのも特徴です。
シルクスクリーンなど、他の印刷方法と比べると、元々色がついているフォイルを熱圧着するだけなので、インクの調合なども無く、比較的工程が少ない分、安価に印刷できるのも特徴。
まとめると、こんな感じです↓
▼ホットスタンプのメリット
- メタリックな光沢あるプリントが可能
- 革製品などには凹凸のある素押しが可能
- 素材に直接押せるので、作業工程が少なく、安価なプリント
ホットスタンプのデメリット
逆にデメリットとしては、スクラッチに弱いこと。
インクのような液体ではなく、薄いシートのようなフォイルを素材に定着させるため、表面を擦るとフォイル自体を傷つけ、剥がれてしまうことがあります。
その他、フォイル色は各印刷メーカーで用意しているストック色から選ぶしかないため、使える色が限られています。
最後に、マルチカラー印刷には不向きです。
というのも、プリントする際に1色ずつフォイルを熱圧着していくため、上に異なる色を重ねて熱圧着する際に、どうしても印刷がズレてしまうことがあるためです。
まとめると、こんな感じです↓
▼ホットスタンプのデメリット
- スクラッチに弱く、擦ると剥がれやすい。
- フォイルのストック色しかバリエーションが無いため、プリントできる色に限りがある
- 細かすぎるデザインには不向き (線幅は0.5pt以上、フォントサイズは7pt以上でないと、プリントが潰れる場合があります。)
- マルチカラー印刷には不向き。
こんな色が使えます!
以下の一覧は弊社が利用している印刷工場でもっている、ホットスタンプのストックカラーの一部です。
フォイルのメーカーによりまちまちですが、一般的に良く使う色は揃っています。
ソリッド色はもちろん、メタリックな光沢色、ホログラムになったものなど、特に光沢系の色はキレイなものが多いです。
ぜひ、どんな色が使えるかの参考にしてみてください。
どうやってスタンプしてるの?
実際にどんな風にスタンプされてるのでしょうか?
これは弊社提携工場の実際の作業風景を見るのが一番!
最新の大型機械を使ってホットスタンプやデボス(刻印)を行っている動画がこちらです。
いかがでしたか?意外とアナログですよね!
最新の機械では、ほとんどの工程がオートメーション化されてはいますが、商材をセットして印刷位置を決めたりするのは人の手なんです。
こういう風景を見ると、なぜプリントズレが起きてしまうのか、なぜマルチカラー印刷に不向きなのか、なども理解できるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こんな光沢色が得意なホットスタンプ。そのメリットとデメリットを理解しておくと、どんな商材に合っているかもbになります。
ぜひ製造や企画の際のご参考にしてみてくださいね!
ありがとうございました。