
どんな手順?アメリカで商品を生産する流れや、アメリカ生産ならではの注意点とは?
2019年6月28日アメリカの名入れ業界は、古くから時代の最先端を走ってきました。
発注からデータ入稿、支払いなどの一連の流れが全てシステム化されており、合理的かつ素早く生産を行えるシステムが構築されています。
DIGGITはそのアメリカのシステムに習い、以下のような流れでアメリカでの商品生産を行っています。
DIGGIT海外生産の流れ

まず、アメリカにて商品を生産する大前提として【デザインデータ】が必須となります。
これは、そのデータのプリント色数が何色あるのか、工場にすぐ入稿できるレベルのデータなのか等で、見積価格が決まってくるからです。
そのため、デザインデータが無い場合、まずはそれを作ることから始まります。
逆に、デザインデータが無ければ、何も進められないのです。
そして、デザインデータを入稿してはじめて、詳細な価格が決定します。
ビジネスライクな国、アメリカ。
特にアメリカはビジネスライクな事で有名。
なにかをアメリカで作るなら、まずは注文を入れること!
そうでもしないと、彼らに下らない問い合わせを入れたところで、すぐに返信などはくれません。
下手したら、返信すらくれないことも多いくらいです。
ですが、注文さえ入れてしまえば話は別です。
注文を処理し、請求書を送ってくる速さと言ったらもう。。。(笑)
もちろん、工場へ支払いを完了すると、極めてしっかり決まった納期内に仕上げてきます。
これも、とっても安心できるところです。
価格や納期が明確に決っているため、安定した発注をできるのが、アメリカの良いところです。
つまり、お金を払わなければ全く動いてくれず、、、
お金を払ってしまえば、しっかり働いてくれる。
それがビジネスライクな国、「アメリカ」というところです。(笑)
唯一読めない「海外輸送」
アメリカでの生産は、非常にシンプルかつ合理的なシステムのため、価格や納期がしっかりと決まっています。
しかし、不確定要素ももちろんあります。
それは「海外輸送」です。
アメリカで生産しているため、商品を日本に持ってくる際、必ず「輸入」を行わなくてはなりません。
アメリカ生産は小ロットがメインなので、基本的に船便を使用する機会はめったに無く、ほぼFedExやDHLなど、エクスプレスの航空便輸入がメインになります。
商品の輸入時には、必ず「インボイス」と呼ばれる、商品の素材や生産地、価格や数量などが細かく記載された書類を日本の通関に申告しなければなりません。
アメリカから出荷される際に、このインボイスをしっかりつけてくれる業者さんがほとんどなんですが、中には全く何もつけずに出荷してしまう業者さんも多いのが現状です。
このインボイスがついていない場合、スムーズに日本での通関作業が進まず、弊社にインボイス確認の連絡が入ります。
このワンクッションのおかげで、商品の配達が丸一日送れてしまうことは、ほぼ日常茶飯事なのです。
もし土日祝日を挟んでしまったりすると2〜3日遅れてしまうこともしばしば。
かと思いきや、すんなり通関が通って即日配達されることも。。。
運送会社のストライキなどがあると、数日荷物がリリースされない、なんてこともありました。
コンテナ輸送などの船便では、通関の際に運悪くコンテナのX線検査や開梱検査に回ってしまうと、日本国内に到着してるにも関わらず、1週間ほど納期がずれ込んでしまうこともあります。
DIGGITでは、この輸入通関作業を含め、海外輸送による納期は十分余裕を持ってお客様へお知らせをしております。
ですが、どうしても不確定要素なため、多少前後する場合があります。
納期厳守のご注文の場合でも、海外生産はこのような事があるとご理解の上、時間に十分余裕のある生産計画をお願い致します。