今さら聞けない!?「シルクスクリーン」ってなに?

今さら聞けない!?「シルクスクリーン」ってなに?

2019年10月11日 オフ 投稿者: DIGGIT

製造をやっていると、様々な商材に応じて、様々なプリント方法があります。

シルクスクリーンはもちろん、パッドプリントホットスタンプデジタルプリント熱転写などなど。。。

どれも聞いたことあるようなワードばかりですよね。むしろ、当たり前過ぎてスルーしちゃってるところ、ありませんか?

そこで今回は、そんな当たり前を再確認するため、「今さら聞けない!?」シリーズとして、まずは…

「シルクスクリーン」ってなに?

↑からご紹介します!


まずはこれ。一番スタンダードな「シルクスクリーン」プリント

身近なものでは、Tシャツバッグポスターなどにも多用されている「シルクスクリーン」プリント。

シルクスクリーン」とは一体なんなんでしょう? Wikipediaで調べてみると、こんな記述がありました。

シルクスクリーンScreen printing)は、孔版画の技法の一種であり、インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版し、印刷する技法である。シルクを使うかどうかにかかわらず、孔版画の技法のうちメッシュを使うものは全て、この項目で説明する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/シルクスクリーン

ほうほう。全然想像がつきません。(笑)

ではイメージ画像付きで見てみましょう。

A:インク B:スクイージー C:イメージ D:版 E:スクリーン F:印刷イメージ
Copyright © Harry Wad

まだちょっとむずかしいですが、つまりは…

シルクスクリーン =
版に刷りたい形状の穴を開けて、そこにインクを刷り込んで印刷する方法

↑というわけです。

ちなみに実物はこんな感じ。

この紫の部分が穴の空いた版で、ここに赤いインクを載せて、緑のスクイージーでインクを伸ばし、刷り込んでいきます

インクを伸ばすと、こんな感じです。

穴の空いた版部分にインクが流れ込んだのがわかると思います。

こちらが仕上がったもの。これは紙のポスターですね。

画像のものは2色プリントなので、版を2つ使って2回重ね塗りしたものになります。


○シルクスクリーンのデメリット

上記を見て頂ければお分かりかと思いますが、シルクスクリーンの構造上、1回刷り込むのに、1つの版と、1色までしかプリントが出来ません。

つまり、1色あたり1版作る必要があるということです。

そのため、多色を刷り込む際に、プリント位置がズレたりしてしまう事があるんです。

さらに、1版作るためのコストも、版のサイズにもよりますが、Tシャツ用などで1版あたり7〜8千円と、なかなかの高額です。

そんな特性上、多色刷りは難しく、版を色ごとに作らなくてはならないコスト面の問題もあり、使える色数は限られてしまうというデメリットがあります。

またグラデーションの表現が難しいのもデメリットの一つです。

できないことはないのですが、「ハーフトーン」という細かいドットの濃淡をつけて表現することになるため、フルカラーにあるグラデーションのような、スムーズで綺麗な表現は出来ません。


○シルクスクリーンのメリット

もちろん、悪いことばかりではありません。

シルクスクリーンでは版を作ってしまえば、使い回しが出来るというのもメリットの一つです。

例えば、サイズさえ共通に使える版を作ってしまえば、同じ版で、Tシャツバッグなどに転用できます。

版代はかさみますが、刷る量さえ増えれば、その版代コストはより軽くなっていくということです。

他のシルクスクリーンメリットとしては、色を調合して作ったインクをベタ塗りするので、思い通りの色を再現できることです。

その他、インクの種類も沢山使えます。

例えばこちら。

これらは、シルクスクリーンにてラバーインクを使ったものです。

ちょっとデコボコした質感になっています。

その他にも様々なインクの種類があります。

インクの種類によって、様々な質感でプリントできるのも、シルクスクリーンメリットでもあります。


○シルクスクリーンのまとめ

  • シルクスクリーン = 版に刷りたい形状の穴を開けて、そこにインクを刷り込んで印刷する方法
  • 1色につき1版の作成が必要で、版のコスト負担が高い
  • 刷る量さえ増えれば、その版代コストはより軽くなっていく
  • 使える色数が少ない
  • 色の調合が多様
  • 版の使い回しが可能で、共通版で他商材にも印刷ができる
  • インクの種類も多く、様々な質感で印刷できる

いかがでしたでしょうか?

改めて、シルクスクリーンがどんなものか、その仕組みが理解できると、どんな商材に向いているのか、不向きなのかなどが想像できるかと思います。

ぜひ今後の参考にしてみてくださいね!